蓮のつらつら考える事。


by spiaggia_corrente
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来年?再来年?? いついけるの???のイタリアに向けて③

Takさんご紹介の本はタイムリーなイタリア関係。
図書館から借りてまだ読み途中の本もあるに、
どんなかなと此方の本を紐解きましたら、
読みやすくて先に読み終わってしまいました。

「イタリア24の都市の物語」池上英洋著
イタリアには行こうと思ってますがどの都市に行くのがお薦めなのかを美術の方面から紹介して下さっているのわけですもの(^-^)ガイドブックでは触れられていないフレスコ画モザイク壁面などの話から人間的な画家のエピソードまで面白く読ませて頂きました。

何よりこの本がよかったのは1000円以下のお値段なのに
文中に紹介されている建築物なや作品の写真がカラーで掲載されているということ
\(^o^)/なんと親切なんでしょう。

紹介されている都市は北から、
ヴィチェンツア(建築家パッラーディオの都市)

ヴェネツィア(この本では詩人であり高級娼婦であったヴェロニカ・フランコの話を取り上げています)

ヴェローナ(ロミオとジュリエットのお話しのそのもとはローマ法王を支持するゲルフ派と神聖ローマ皇帝を支持するギベリン派の抗争をモデルにしている)

マントバ(ルネサンスの代表的パトロンの一人であり、ダ・ヴィンチに肖像画を依頼し続けたイザベラ・デステの嫁いだ都市)

フェッラーラ(前記のイザベラの祖国であり、毒で有名なボルシア家の娘ルクレッアの嫁ぎ先)

カノッサ(グレゴリウス7世にローマ皇帝ハインリッヒ4世が膝をおったカノッサの屈辱として有名な地でありマティルデという教会を支え続けた稀代の女傑の領地)

サンレオ(カリオストロが囚われた断崖絶壁の要塞)

ルッカ(今ではサイクリングに使われている美しい城壁と夫の思いが詰まったグイニージの貴婦人の石棺がまつられている都市)

ヴィンチ(レオナルド・ダ・ヴィンチゆかりの地)

フィレンツェ(ブルネッレスキの町、この都市だけで何冊も美術書が書ける都市から選ばれたのは、私も大好きな美しきシモネッタ)

サンジミニャーノ(塔の町とよばれる、この塔は防衛や監視のためというより町を分けたゲルフとギベリンが有事の際に塔と塔の間に通路をわたして同じ派閥の家系がより早く安全に集まれるためにつくられたのである)

シエナ(ローマを建国したロムルスの双子の弟レムスの子セニウスが興した都市とシエナ人は自負しているフィレンツェがローマ法王を支持するゲルフ派ならばシエナは神聖ローマ皇帝を支持するギベリン派と競合、シエナといえばウィンドオーケストラしか知りませんでしたがかつては豊かな都市だったのですね)

ペルージャ(素晴らしい作品だと思うのですが、矢張りラファエロの先生と紹介するのが一番わかりやすいのでしょうかペルジーノの住んでいた都市)

アッシジ(ジョットが描いた聖フランチェスコもモチロン紹介されてますが清貧を説いたサン・フランチェスコの聖堂が清貧とは真逆なかたちに完成したのは、池上先生と同じく私も聖フランチェスコ本人が見ていたら苦々しくおもうこと請け合い)

オルヴィエート(ルカ・シニョーラはサヴォナローラに弾圧を受けた一人らしく絵の中で怨恨を晴らしてますそれと不実な恋人へも)

ボマルツォ(オルシーニ家の怪物庭園)

ティボリ(五賢帝の一人、ハドリアヌス帝の別荘ともう一つの世
界遺産はルクレッアの子が造った庭園ヴィッラ・デステ、後に建築家バルバロは自然が人為に敗北した例という最大の賛辞を送った)

ローマ(ここはベルニーニの町。この本では驚嘆の魔術としてサンティニャーツィオ・ディ・ロヨラ教会
の遠近法を駆使した絵を紹介)

マテーラ(20世紀になっても電気ガス上下水道のない洞窟に二万もの人が住んでいたことで議論になり強制退去となったサッシの残る都市)

アマルフィ(パラディーゾの回廊もある、かつての繁栄の地)と

シチリア島へ渡って
パレルモ(おおらかで甘く、のんびり楽天的な陽気なイタリアとだらしなく退廃的で利己的で治安の悪い汚れたイタリアの両者を合わせもつ都市)

チェファルー(岩山の巨大さと確かに妙な既視感を抱かせるアントネッロ・ダ・メッシーナの絵がある都市)

タオルミーナ(モーパッサンを筆頭にシチリアで過ごす日が一日しかな
ければタオルミーナでと人々を魅了し続けた都市)

シラクーザ(アルキメデスの町)のあわせて24都市。

思ったのはシチリア島が意外に多くてコルシカサルデーニャ両島が0。
シチリア島が思いのほか魅力的、恐いけど(^^ゞ

私がチョット気になっているラヴェンナが選から漏れてしまっているということ。

イタリアの都市ごとの差は町の歴史や街並みの雰囲気に加え日本でいう県民性をもっと色濃くしたもののようでこれは矢張り触れてみないと本当のところはわからないのかも。
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by spiaggia_corrente | 2010-12-23 23:46 | イタリア