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蓮のつらつら考える事。


by spiaggia_corrente
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「きたやま おさむ アカデミックシアター あの素晴らしい愛について」

日本橋三井ホールで開催された「きたやま おさむ アカデミックシアター あの素晴らしい愛について」に参加してきました。

北山修ファン歴は小学生の時からでしたので、初めてナマ北山先生の肉声を聞く事が出来、感激もひとしお。

第一部は、マイケルの楽屋まで見えてしまう裏がない全てをさらけ出しているとういう導入から始まって、浮世絵と聖母子像との母子像の描き方の違い、母という存在の立ち位置の違いから、視線の方から類推する共感体験の重大さへ。
九州大学で三年かけた講義を一時間半でしますというジョークとかを交えてのお話で、ヨーロッパ絵画を鑑賞するのが好きな私にとっては新たな観点から聖母子像をこれから見ることができそうですし今まで風景画はなんとなく見れてましたが浮世絵の人物画は特に苦手でスルーが多かったのですがこれからは母子という切り口を持って眺める機会が増えそうです。
わたしが面白いなと思ったのは、母子像の浮世絵を海外で見せて話すと、
父親はどこに描いてあるんだという質問がでることがあるそうです。

第二部は音楽ライブ 懐かしいザ・フォーク・クルセイダース「イムジン河」を聞くことができました。
何十年も昔のことを急に思い出しました。
歌ってすごい力を持ってるのだなと感じました。

そして第三部を楽しみにしてました、姜尚中先生との対談。先生の最近お書きになられている「母 オモニ」への言及もあり、ちょっと読んでみようかなともおもいました。

マイケルの裏がないの導入からラストは裏道・裏小路など今の裏のない世界とはどうなんだ?
裏にこそ心が実があるのでは・・と纏められて終わりました。

一緒に行った友人(彼女は九大の退官コンサートにも参加されてます)とまた北山先生のお話や歌が聞ける機会があったら行きましょうねと約束、次が楽しみです。


今回のレクチャー年末にテレビ東京で放送がある模様です。
by spiaggia_corrente | 2010-11-29 22:18 | 日々徒然