蓮のつらつら考える事。


by spiaggia_corrente
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アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然 展

トニーファンの友人と上野の西洋美術館で開催中の「デューラー展」へ。
細かいこんなに細かく版画で表現できるのには驚きました。
ちょっと離れて全体を見て、顔を近づけて鑑賞の繰り返し。
人が少ないいのでじっくり見れるのですが、贅沢な事に疲れました。

今年はブリューゲルをはじめ何枚も版画を見ています。
ブリューゲルの時は版画の技法にまで目がいかなかったのですが、
今回の展覧会では友人と、このエンクレーヴィングっていったいどんな刷りかたなの??から始まりエッチングとはどういう技法かしら、ドライポイントってなに?酸で腐食させるんじゃなかったかな?材質は銅板?といままで気にもせず見過ごしていた所、実はきちんと知らなかったところには曖昧ではっきりしない点がいっぱい(?_?)
ということに気がつきまずは西洋美術館で販売している『西洋版画の見かた』を購入してよんでみました。
版画の歴史は何となくわかりましたが、肝心な技法の違いがスパッと心底からわかった気がしません。
そこで図書館で文遊社の『版画進化する技法と表現』という本を借りてきてやっとモヤモヤが解消(*^_^*)致しました。






簡単なメモ
版画は凸版(木版・印章・芋版など) 凹版(エングレーヴィング・エッチング・ドライポイントなど、基本的には銅板が最も多い) 平版 (リトグラフ)孔版(ステンシル・スクリーンプリント以前はシルクスクリーンといわれていた)にわけられる。

凸版は小学生の時に彫刻刀で不要な部分を削って残された部分に色を塗り紙を押し付ける方法。

凹版のなかのまずエングレーヴィングはビュランとよばれる彫刻刀のようなもので銅板を彫り、そこにインクを詰めて刷る方法で熟練を要する。
同じくドライポイントも直接削ってインクを詰めて刷るのだがエングレーヴィングとの違いは削ったことによってめくれた銅を丁寧にとることをしないことにより滲んだような線をうみだすことができる。

凹版のエッチングは制作に酸を用いる、そしてニードルとよばれる鉄筆のようなもので彫るのではなく傷つけることで素描するように柔らかな線をえがくことが可能になる。

リトグラフは1798年にドイツで発明された技法で水と油が反撥しあう原理を利用し化学的処理をする技法。版材に凸凹がないので刷り上がりはフラットな印象。

スクリーンプリントは圧力をかける他の版式とは違い版からインクを通過させることで水以外の何にでもプリントすることができる技法。 一昔前までの学校のプリントの定番だったガリ版印刷は孔版です。
孔版は他の印刷技法と違い左右反転がないのです。

それぞれ特色もあることもわかりましたの次回、版画を見る時はもっと目を凝らさなくては
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by spiaggia_corrente | 2010-11-21 18:32 | 絵画etc