蓮のつらつら考える事。


by spiaggia_corrente
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2010年07月19日 「現代に生きるブリューゲルの知恵ーイメージ革命の先駆者」

日本でブリューゲル研究と言ったらこの方、明治大学で行われた森洋子先生の講演会に娘と行って参りました。

これは文化村ザ・ミュージアムで開催中の「ブリューゲル版画の世界」にちなんで行われたもです。
ブリューゲルの版画展は以前日本で二回開催されました、今回の「ブリューゲル版画の世界」は21年目の展覧会だそうで、準備には3年かかったそうです。
特色としてはブリューゲルだけでなく他の画家との対比も展示した事と版画に書かれているラテン語やオランダ語の銘文の翻訳をもう一度訳しなおされたそうです。

ブリューゲルは油彩画が有名ですがその中に描かれている物には版画の中に原点があるものが多々ある事も講演の中で図示してくださいました。

当時の一大貿易中心地であったアントワープ時代に版画の下絵は描かれ、ブリュッセルに移住してからは油彩中心になったことをはじめ版画と素描の価値の違い。下絵では司教の帽子をかぶっている男が版画になると普通の帽子になっているのは当時は版画に検閲があったからとか、城(城塞)を描くのが好きだのような気がつかなければそのままスルーしてしまう情報まで、聞いて良かった事が沢山ありました。

先生はまだまだ伝えたい事がいっぱいおありの様子でしたが、残念なことに時間になってしまいました。

展覧会に行きましたら「野うさぎ狩りのある風景」は唯一エッチングもブリューゲルのだとか、ニードルで線描した細かいタッチをよく見てくださいとの先生の言葉を忘れず鑑賞してこようと思います。
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by spiaggia_corrente | 2010-09-23 21:26 | 絵画etc